「自転車で鍋屋横町交差点まで行こうかと前から思っていた」
「それで?」
「でも、面白みが何も無いのが悩みの種。行ったことがある場所だし。そこまで行けることは確実。経路も未知の部分が無い」
「そうか」
「でも、自転車なら鍋屋横町交差点から先に進める余地がある」
「青梅街道以北に何があるのかってことだね」
「そうだ。徒歩の時代は青梅街道が限界ラインとして機能していた。しかし、自転車なら超えられる」
「それで?」
「そういうわけで、鍋屋横町交差点から先に何があるのかと思ったが、どうせ中央線まで住宅地があるだけだろうと思って調べなかった」
「そうか」
「ところで、桜上水Confidentialさんが堀越学園を話題にしたのを今日見た」
「何の関係があるんだ」
「おいらも場所がどこか知らなかったので調べた」
「この話題とどういう関係があるんだよ」
「鍋屋横町交差点から先に進むと大久保通りと交差する。大久保通りを東に行って少し入ると堀越学園があったのだ」
「は?」
「だからさ。鍋屋横町交差点から先に何があるのか、という問いの答えが堀越学園だったのさ」
「ぎゃふん」
「今日の午前中で、11月末の地獄の用事の山のピークを超えたので、自転車漕いで行ってきた。証拠写真がこれ」
「結局、堀越学園の周囲を一周して戻って来た」
「何かあった?」
「別になにも」
堀越学園の感想 §
- 警備厳重でガードが堅そう
- 生徒がうろうろしていてもおかしくない時間帯だが、生徒の姿は見なかった
- 傾斜地にあり、施設としては面白い構造を持つ (桃園川緑道?が近い)
- 表通りからは入った位置にあり、とても目立たない
- 周囲の道路はとても入り組んで分かりにくくて不便
「というわけで、地形的な面白さばかりが目に付き、堀越学園の堀越学園らしさは見えなかった」
「えー」
「水路跡らしい緑道が見られたし、地形的に面白かったので実はおいら的には満足」
「なんか見所が世間と違うぞ」